豆知識ブログ㉙金属アレルギー
2018.04.06
こんにちは(^^♪歯科衛生士の石居です。
桜が散って少しずつ葉桜になってきましたね(*‘∀‘)
すぐに散ってしまう儚い桜ですが、毎年毎年必ず満開の花を咲かせるのは素敵ですよね(*^^*)
本日は、「金属アレルギー」についてのお話です。
金属アレルギーは、金属が汗や唾液に触れることで感作が起こります。液状成分に触れた金属はイオン化を起こし、上皮や結合組織内に侵入し、これらの組織が本来存在しえないタンパクとなり、抗原性を帯びるようになります。
通常、金属そのものは「アレルゲン」ではありませんので、体に直接アレルギー反応を発生させることはありません。しかし、汗や唾液など、体液によってイオン化した金属が体内に取り込まれます。発汗によって、ネックレスや時計のベルトと接する肌が赤くなったり、かゆみが出るのは、汗の塩分がイオン化を促すためです。
歯科治療用いられる金属はいろいろな種類の金属を合わせた合金が使われており、そのためイオン化傾向が強くなり、アレルギー症状が出やすくなることがあります。
金属アレルギーは花粉アレルギーと異なり、遅延型と呼ばれ接触してからすぐに症状がでるタイプではありませんので、原因が金属と分からずに悩まされる方が多いようです。
今までアレルギーがない人も、ある日突然アレルギー状態になることがあります。