睡眠時無呼吸症候群
こんにちは、歯科衛生士の北村です。最近、ようやく涼しくなり過ごしやすくなってきて嬉しく思います。季節の変わり目ですが、体調管理には気を付けて下さいね。今日のブログは睡眠時無呼吸症候群についてお話をしていきたいと思います。
睡眠時無呼吸症候群、あなたは大丈夫?
「いびきがうるさい」「寝起きが悪い」「日中に眠気が抜けにくい」そんな経験はありませんか?これらの症状は、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。
SASは、睡眠中に呼吸が何度も止まる病気です。放置しておくと、高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクが高まるため、早めの対策が大切です。
無呼吸症候群の原因は?
SASの原因は様々ですが、その一つに「上気道の狭窄」が挙げられます。上気道とは、鼻から気管までの空気の通り道のことです。この部分が狭くなると、睡眠中に舌が気道を塞いでしまい、呼吸が止まってしまうことがあります。
歯科と無呼吸症候群、どんな関係があるの?
実は、歯科治療はSASの治療に大きく貢献できる可能性があります。
- マウスピース療法: 歯科で作成したマウスピースを装着することで、睡眠中に下顎を少し前に出すことができます。これにより、気道が狭まるのを防ぎ、呼吸をスムーズにする効果が期待できます。
- 口腔内の状態改善: 歯周病や入れ歯の不適合など、口腔内の状態が悪いと、SASが悪化することがあります。歯科治療で口腔内の状態を改善することで、SASの症状を軽減できる場合があります。
- 診断のサポート: 歯科医は、口腔内の状態を詳しく観察することで、SASの要因となる口腔内の異常を発見することができます。
歯科でできること
歯科医院では、以下の様なことができます。
- 睡眠時無呼吸症候群の検査: いびきや日中の眠気などの症状から、SASの可能性を診断します。
- マウスピースの作成: 患者様の口腔内に合わせたオーダーメイドのマウスピースを作成します。
- 口腔内の状態改善: 歯周病治療、入れ歯の調整などを行います。
- 他の医療機関との連携: 必要に応じて、耳鼻咽喉科や呼吸器内科などの他の医療機関と連携し、最適な治療を行います。
歯科医院を選ぶ際のポイント
- 睡眠時無呼吸症候群の治療実績: マウスピース療法などの実績がある歯科医院を選びましょう。
- 他の医療機関との連携: 耳鼻咽喉科や呼吸器内科などの他の医療機関と連携している歯科医院を選びましょう。
- 相談しやすい雰囲気: 自分の悩みを相談しやすい雰囲気の歯科医院を選びましょう。
◎当院は、彦根市にあるおがわ耳鼻咽喉科クリニックと連携しマウスピース療法を行っています。
まとめ
SASは、放置しておくと様々な健康問題を引き起こす可能性のある病気です。歯科治療は、SASの治療に大きく貢献できる可能性があります。もし、SASの症状が気になる方は、一度私たちに相談してください。