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虫歯になりやすい人、なりにくい人

みなさんこんにちは!歯科助手の長谷です。

一生懸命歯磨きをしているはずなのに、なぜか虫歯がよくできて歯科医院に長い間通っている気がする、、、

熱心に歯磨きをしているわけではないのに、なぜか虫歯が全然できない、、、

と疑問に思ったことはありますか?

 

虫歯になりやすい人となりにくい人というのが確かに存在します。歯磨きは虫歯にならない大事なポイントですが、それ以外の要因も複雑に絡み合っています。

なぜか虫歯がよくできるという方は歯磨き以外の要因に着目して生活習慣を変えてみると良いかもしれません。

 

リスクを増やす要因

  • 虫歯菌が多い

口内の虫歯菌の数が多い人はその分リスクが上がります。虫歯菌は歯に付着しているプラーク(食べかすや磨き残し)は細菌の塊で、その中の虫歯菌が糖から栄養を摂り増殖していきます。

歯磨きでプラークをしっかり落とすことで虫歯菌の数を減らすことができます。


  • ダラダラ食べ

先にお伝えしたように、虫歯菌は食べかすに含まれる糖を餌にしています。

ここでポイントなのが摂取する糖の量を減らすより、飲食回数を減らすことです。

特にダラダラ食べは歯の成分を溶かす脱灰の時間を増やしてしまいますので大変危険です。(脱灰については先月のブログ記事にわかりやすく説明してますのでまだの方は是非ご覧ください)

・時間を決めて飲食をする

・食事の後は歯磨きをする

この二つを意識してください。水分補給は水やお茶など糖を含まないものがおすすめです。

 

リスクを減らす要因

  • フッ素と歯磨き

虫歯の予防にはフッ素の利用が効果的です。毎日使っている歯磨き粉にフッ素が含まれているかチェックしてみてください。それからスペシャルケアとして歯科医院で高濃度のフッ素を塗布しましょう。歯質を強化し、細菌から歯を守ることができます。

歯科医院のメンテナンスでは歯磨き指導があります。普段磨けていないところ、あなたにぴったりな歯ブラシと磨き方を歯科衛生士がお伝えします。


  • 唾液量が多い

唾液は細菌が出した酸を中和したり、脱灰で溶け出した歯の成分を元に戻す働きがあります。虫歯になりやすい人は唾液の分泌量が少ない場合が多いです。

唾液が少ない人は

・よく噛んで食べる

・ガムを噛む(キシリトールがおすすめ)

・唾液腺マッサージをする

 

虫歯になりたくない!と思ったら、歯磨きだけではなく、生活習慣を見直すことから始めましょう。今回ご紹介したことはお口の健康だけでなく、身体全体にいいことばかりです。

新年度を迎えて生活リズムやスタイルが変わった方も多いでしょう。ひとつずつでもいいので変えていってみてくださいね!