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矯正治療について

こんにちは!
歯科助手・受付の矢野です(*^^*)

最近は気温もだんだん高くなり、暖かくなってきましたね。
気温差が激しい日もあるので、体調にはお気を付けください(`・ω・´)!

さて、今日は矯正治療についてお話をしていこうと思います。

矯正治療と聞くと、みなさんどんなイメージをお持ちですか?
・治療期間が長い
・痛い
・費用が高い
・装置が目立つ
・虫歯が心配
などと気になってはいるものの、上記のイメージから治療にまでは及ばないという方も多いのではないでしょうか。

デコボコした歯並びだったり、噛み合わせが乱れると、顎関節に大きく影響します。
顎関節は、体の軸である背骨につながっていて、全身のバランスを取る際に大きな役割を果たしているほか、首から上の筋肉とも密接に関係しています。
そのため、顎関節が乱れると、全身に悪影響が及び、さまざまな症状を引き起こすのです。
顎口腔系システムが崩れると、過度の負担がかかる歯は虫歯や歯周病になりやすくなります。
また、筋肉のコリ・痛みとして症状が出ます。進行して関節の障害に進展した場合は、いわゆる顎関節症(顎がカクカク音が鳴る、口が開きにくい)が生じてしまいます。

矯正治療は、ただ単に「歯並びがきれいになる」だけでなく、食事への影響から体全体にもかかわってきます。

矯正治療の中には矯正の専門医が行っている一般的な矯正治療と、
院長が行っている「顎顔面矯正」といわれるお子さん向けの矯正治療があります。
一般的な矯正治療は、まず、お口全体をチェックし、レントゲン写真・口腔内写真の撮影をします。
そして、歯並びの型取りをし、それを元に治療の説明や、費用・期間についてお話します。
治療計画が決定したら、治療準備の開始です。
必要に応じて虫歯や歯周病の治療をし、状況に応じて抜歯をします。
抜歯した場合、3~4週間治癒を待ちます。
傷が落ち着いてきたら、次はいよいよ矯正器具のセットです。
歯面にブラッケットをつけ、ワイヤーでつなぎます。
そうすることで、歯が引っ張られ、動いていきます。
装着後一番の課題は、装置の違和感に慣れることです。
私も矯正をしていて、1年少し経ちますが、最初は正直痛みが強く、固いものを食べるのことは難しかったです。
その期間は、やわらかめのご飯や豆腐料理、うどんやヨーグルトなどを摂るようにしていくうちにだんだん慣れてきました。
装置を付けて半年も経てば、湾曲していたワイヤーがなくなり、歯がぐんぐん動き、歯並びも見てわかるくらい変化してきます。
その間も月に1回はワイヤーの調整やゴムの交換などを進めていきます。
治療開始から1年ほど経過すると、歯はほぼきれいに並んできますが、しっかり噛むにはまだ時間が必要な状態になってきます。
この頃には違和感もほとんどなくなってきているので、 固いものも噛めるようになってきています。
そして2年ほど経つと、微調整を進め、噛み合わせが安定してきたところでリテーナーと呼ばれる保定装置の型取りをします。
矯正治療が終わったあとは、リテーナーをしっかり使用することが大きなポイントです。
骨や繊維組織が新しい歯の位置になじむまでには時間がかかるので、
装置が取れて1年はどはできるだけ日中も使用し、それ以降は就寝時にはつけていただく形になります。
なるべく長い期間使っていただくことで、矯正後のきれいな状態の歯並びを保つことができます。

矯正中はブラケットがついているため、どうしても通常時よりは歯磨きが大変になります。
ブラケットの上側は45度の角度で当てて磨き、下側も忘れずに磨くようにしましょう。
歯と歯茎の境目はプラークが残りやすいので歯茎に軽く当てるように磨くと歯茎のマッサージにもなります。
ブラケットの脇は、歯間ブラシをワイヤーの下にくぐらせ縦に動かします。
歯と歯の間は糸タイプのフロスをワイヤーの下にくぐらせてお掃除します。
お掃除がやりにくかったり、やり方がわからない場合は、当院でも丁寧にお教えします☺♪

一生使っていく歯なので、せっかくなら、きれいな歯並びで正しい噛み合わせでありたいですよね。
イシカワ歯科では月に一回矯正の専門医がみえて丁寧なカウンセリング・治療を行っていますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください(^^♪