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歯を守るために知っておきたいフッ素について

フッ素濃度ってなに?歯を強くするヒミツ

こんにちは、イシカワ歯科の佐川です。

皆さん、「フッ素入り歯みがき剤を使いましょう」とよく耳にしますよね。でも、その中に含まれる「フッ素濃度」って、意識したことはありますか?

実は、フッ素の濃度によってむし歯予防の効果が変わってくるんです。

まずはフッ素の働きについて

フッ素は、歯の表面のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい強い歯をつくる働きがあります。
また、初期むし歯の修復(再石灰化)を促したり、むし歯菌の活動を抑える作用もあります。
つまり、毎日のケアにフッ素を取り入れることで、むし歯を予防する力が高まるというわけです。

年齢合わせた「適切な濃度と使用量」が大事!

フッ素は濃度が高いほど効果的に思えますが、実は年齢や使用量に応じて適切な濃度を選ぶことがとても大切です。

◆ フッ素配合歯磨き剤の推奨される利用方法

年齢 フッ素濃度 使用量
歯が生えてから2歳 1000ppm 米粒程度(1〜2mm程度)
3〜5歳 1000ppm グリーンピース程度(5mm程度)
6歳から成人・高齢者 1500ppm 歯ブラシ全体(1.5〜2cm程度)

 

就寝前を含む1日2回の歯磨き」「歯磨き剤をはき出すだけ、またはうがいは少量の水で1回のみ」が推奨されています。

またインプラントをされている方も、ご自身の歯がある場合はフッ素入りの歯磨き剤を使用しましょう。


フッ素って安全なの?

「フッ素って体に悪くないの?」と心配される方もいらっしゃいます。
ですが、適切な濃度と量を守って使えば、フッ素は安全でむし歯予防に非常に有効な成分です。

むしろ世界的にもフッ素の活用は広く推奨されており、海外では水道水にフッ素を添加してむし歯予防をしている国もあるほどです(日本では実施されていません)。


歯科医院でできるフッ素ケアもあります!

ご家庭でのフッ素入り歯みがき粉に加え、イシカワ歯科医院では高濃度のフッ素塗布を受けることができます。
歯科医院での定期的なフッ素塗布を受けることで、より強い歯を育てることができます。

まとめ

  • ・フッ素はむし歯予防に非常に効果的な成分

  • ・フッ素濃度と使用量は年齢に合わせて選ぶことが大切

  • ・正しく使えば、フッ素は安全です!

  • ・歯科医院ではさらに高濃度のフッ素塗布を受けられます!

毎日のセルフケアと歯科医院でのケアをうまく組み合わせて、大切な歯を守っていきましょう。

当院でも患者さんに合ったフッ素の使い方をアドバイスしています。ぜひお気軽にご相談くださいね。