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歯の根の虫歯について

こんにちは(^^)歯科衛生士の内山です。
しだいに秋らしくなってきました。とはいえ昼間はまだ暑い日もあるので子供の服装選びに毎朝頭を悩ませています。
そして秋といえば食欲の秋ですね。食べ過ぎで気になるのは体重だけではありませんよ(≧▽≦)歯のことも気にかけてくださいね。

ダラダラと長時間食べるのはむし歯のリスク大ですから気をつけましょうね!

今回お話しするのは大人のむし歯、沈黙のむし歯ともいわれる歯の根のむし歯についてです。
30代頃から増え始める歯ぐき下がり。40代では8割の方にみられます。歯ぐきが下がると歯の根(根面)が露出します。根面には歯の噛むところを覆っているエナメル質がなく酸に溶けやすくむし歯になりやすいことがわかっています。
美味しい食事や飲み物はほとんどが酸性。むし歯菌も食後すぐに活発になります。50歳以上のじつに3割のかたが根面むし歯になっているといわれています。
根面むし歯は複数の歯におこりやすく、あまり痛くないのでむし歯に気づきにくいです。なので沈黙の虫歯といわれているのです。気づいた時には重症化していて治療がとても難しくなっていることも多いのです。
根面むし歯を放っておくと歯が折れて複数の歯を失いかねません。歯を複数失うとお口の機能が低下し、ひいては全身の機能低下につながります。
この根面むし歯を予防する効果的な
方法はは飲食直後、飲食物やむし歯菌が出す酸で酸性になっているお口の中をできるだけ早く中性にもどすことです。そう、食後5分以内にブクブクうがいをしましょう。食後の余韻を楽しまない!

そして歯磨きの時にもひと工夫。いつものように歯冠部を一通り磨いた後、今度は露出している根元部分だけを磨く2段階磨きがおすすめです。歯と歯の間に隙間が開いている方は歯間ブラシも使ってください。この時高濃度フッ素歯磨剤を使うとなおよいです。ただし力をいれたゴシゴシ磨きはかえって歯ぐき下がりの原因になるのでNGですよ!優しく磨いて下さいね。

加齢による全体的に下がってしまった歯ぐきを元に戻す方法は残念ながら現在のところありません。

歯ぐき下がりに気づいたら定期的に歯科医院でケアを受けられることが大切です。

お勧めの歯磨剤等もあるので気になる方は気軽にご相談してくださいね。
スタッフ一同患者様の大切な歯を守るお手伝いがてぎればと思っています!
楽しくおしゃべりして美味しく食べる!元気な健康長寿を目指しましょう(^_^)v