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歯で苦労しない人生を!

こんにちは、歯科衛生士の藤原です。
早いもので一月も終盤ですね。先週には雪も積もりまだまだ厳しい寒さが続きますが、体調にお気をつけてお過ごしください(^^)
今回は、定期的なメインテナンス(健康な歯と口の状態を維持するための健康管理)
についてのお話です。
“歯は大切”と頭ではわかっていても日々の生活に追われる中で、なかなか継続して歯医者に通うのは難しいこともあるかもしれません。
通院されている患者さんからは「若いうちから歯を大事にしておけばよかった」
などの声を耳にすることがあります。
歯がなくなってしまうことで、見た目が気になってしまうのはもちろん、ご飯が食べづらいなど日常生活で困ってしまうことがたくさんあります。
人間の歯は一生ものであり、抜けてしまった永久歯は戻ってくることはありません。

虫歯や歯周病しらずの人生を送るには、どうすればいいのか・・
一番効果的なのは、子どものころから定期的にメインテナンスを受けることです。定期的なメインテナンスは、お口の中の虫歯がないかの検査だけではなく、クリーニングでプラークを除去し、虫歯にならないための磨き残しや生活習慣などの改善の指導をさせていただきます。
歯は削らないほうが丈夫で持ちがよくなります。6歳臼歯という名前の通り6歳前後で生えてくる永久歯がありますが、一生使っていくとても大事な歯です。奥の方に生えてくるのでそのくらいの年齢のお子さんご本人で磨くにはとても難しく、虫歯になる危険性の高い歯です。永久歯が生えたてで軟らかく虫歯になりやすい頃からフッ素なども塗布しながらしっかり予防することで将来的な虫歯のリスクを減らすことができます。

もうすでに虫歯になってしまったし・・
削って治療した歯がいっぱいだからもう遅いかな・・
と諦めてしまっている方も定期的メインテナンスを受けるのに遅すぎることはありません。
中には歯を失ってから歯の大切さを実感されてから定期的にメインテナンスに来られて現状の残っている歯を維持しておられる方もたくさんおられます。
歯を失う原因はさまざまで、虫歯や歯周病、歯ぎしり食いしばりなどがありますが、突発的な事故などを除いて予防できるものがほとんどです。
歯周病は自覚症状なく進行することが多く、歯ぎしり食いしばりも自覚がないことが大半です。自分では気付かないうちに進んでいる問題を見つけるためにも定期的な歯科受診、メインテナンスが必要なのです。

人の口腔内は、年齢や生活習慣によって変化しそれぞれの段階で虫歯や歯周病などのリスクがあり、気を付けるポイントも変わります。
子どものころには、歯の生え変わりで磨きにくいところ、生えたてで弱い歯などもでてきます。また、将来的な歯並びに影響する癖などがあれば改善する必要があり、歯が生えるスペースがないようなお子さんも多いです。歯並びは大人になっても虫歯や歯周病のリスクに関わってくるので、歯を一本でも多く残すためには矯正治療がとても有効です。
また、以前詰めた詰め物はだんだんと劣化していないか、歯にヒビが入ってそこから虫歯になっていないか、唾液が減って虫歯リスクが高まっていないか、歯を支えている骨が溶けて歯周病が進行していないか
大人の方も自分では気付かないリスクを定期的な受診で見つけることができます。

歯磨きをしているのに次々と虫歯ができたり、疲れた時に歯茎が腫れたり出血したり・・
なんてことはありませんか?
一本でも多く歯を残すためにも、定期的なメインテナンスを受け、歯の健康を守っていきましょう!