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ホワイトニングは歯を強くするチャンス!

こんにちは!歯科助手の長谷です。
マスク時代も終わり、すっかりコロナ前の生活に戻りましたね。
マスクを外して外を歩く爽快感!いいですよね
でも鏡を見て、あれ?私の歯ってこんな黄色かったっけ?となる方もいらっしゃると思います。
ホワイトニングに興味はあるけど、歯医者さんのホワイトニングは高いっていうし、ドラックストアのホワイトニングシートやホワイトニング効果がある歯磨き粉って実際どうなの・・・・? と気になっておられる方は多いと思います。今日はそんな方のためのお話です。
ホワイトニングは大きく分けて、医療ホワイトニングと非医療ホワイトニングがあります。
医療ホワイトニングは歯科医師の介入がある歯科医院で受けるホワイトニングです。ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
非医療ホワイトニングは上記以外のホワイトニングです。美容サロンでのセルフホワイトニングや雑貨店などで販売しているホワイトニンググッズ(歯に貼るシートや塗り薬、お湯でふやかして作るトレーや歯磨き剤)などです。
それぞれどこが違うのか見ていきましょう。
まず歯科医院での医療ホワイトニングですが、歯ぐきを保護してから薬剤を塗布して特殊な光を当てることで歯を漂白するオフィスホワイトニングと歯科医院で作成した専用のマウスピースにジェル状の薬剤を塗布して一定時間装着するホームホワイトニングがあります。
この薬剤に含まれる過酸化水素や過酸化尿素が歯の表面を覆う透明な膜を除去し、漂白成分を浸透させるのですが、この膜がはがれるというのが、実は歯を強化するまたとないチャンスなのです。
この膜がはがれたばかりの状態の歯は唾液中のカルシウムや歯磨き粉に含まれるフッ素が歯に吸収されやすいため、ホワイトニング直後にフッ素を塗布すると歯を強くする効果が非常に高いと言われています。
また、過酸化水素や過酸化尿素は消毒薬にも使われるオキシドールの仲間で殺菌効果があります。お口の中のむし歯菌や歯周病菌を減らす効果も期待できます。特にホームホワイトニングでは毎日決められた時間に行うために効果はさらに増加します。
ホワイトニングの際はお口の中も診るのでむし歯や歯周病の早期発見にもつながります。

歯科医院でのホワイトニングは他の方法に比べると費用が掛かりますが、歯科医師の介在によるメリットやその効果を考慮すると決してコストパフォーマンスは悪くないのです。
次にセルフホワイトニングサロンでのホワイトニングです。歯科医師が介入せず医療的なサポートは存在しません。使用する薬剤は過酸化水素や過酸化尿素の使用は認められていませんので、歯の着色汚れを落とすための二酸化チタンやポリリン酸ナトリウムが主となります。着色汚れは落ちますが、歯科医院での薬剤のように歯を漂白することはできません。
自分で作るトレーやシートタイプ、塗り薬など総称してOTCホワイトニングといいますが、安価であるものの、ネットでの購入には注意が必要です。こちらも医療関連の法律の関係で使用薬剤が限られていますので、効果はサロンでのホワイトニングよりさらに限定的です。
最後に歯磨き粉によるホワイトニングですが、こちらも仕組みは少し違いますが着色汚れを浮かして落とす作用によって白くなります。美白効果はそれほど高くありませんがむし歯や歯周病予防の成分が含まれているものもあるので毎日のケアとしては有用です。
現在、当院のホワイトニングはホームホワイトニングのみですが、今年の年末頃にオフィスホワイトニングの機器を導入いたします。念願のホワイトニングを患者さまのライフスタイルに合わせてお選びいただけるようになります!
審美的な側面だけでなく、歯を強くすることもできる歯科医院でのホワイトニング、マスク解禁とともに始めてみませんか?