こんにちは、衛生士の北村です。昨日は母の日でしたね。私は、子どもから「お母さんいつもありがとう」と折り紙のカーネーションと手紙をもらいました。そう思うなら、言うこと聞いてねとも思ってしまうのですが、やっぱり嬉しいものですね。いっぱいギュッと、バグしました(○´∀`人´∀`○)
今回のお話は、かわいいそんな子どもたちのお口の健康を守るイベント、学校歯科健診についてです。毎年、6月末までに行われるので、もうすぐ実施されるであろう、もしくは、もう実施された学校もあるかもしれませんね。
実は学校歯科健診はここ数年で、仕組みが変わりました。そのため、お子様が持って帰って来た検査結果の紙を目にして誤解されてしまう保護者さんもいるようです。
「用紙をもらってきた=お口の中に問題がある」ではないのです。保護者さんが子どもの頃はお口の中に問題があるお子様にだけ用紙が配られていたので、誤解されても無理はありません。
検査結果の紙を受け取られたら、よーく見てください。健康なお子様向けの記載欄があるはずです。
「お口の中に問題がありません」にチェックが入っていたら、ぜひお子様を誉めてあげてください。そして、仕上げ磨きや、忙しい中、予防や治療をしに連れて行った自分を誉めてあげてください。
では、次に他のチェック項目について、詳しくみていきましょう。
(C)シーとはむし歯の事です。治療が必要なむし歯や、治療中のむし歯があるお子様にチェックがつきます。歯医者さんに行き、治療を受けましょう。同時に、食生活や歯磨きの仕方を見直しましょう。
(歯肉炎、歯周炎)歯ぐきにだけ炎症がある軽度の炎症を歯肉炎といいます。歯を支える骨まで溶かされて炎症をおこしている状態を歯周炎といいます。歯医者さんに行き、歯磨きの仕方や、生活習慣の見直しが必要です。
(Co要相談、要注意乳歯)歯と歯の間や詰め物の下に変色があったり、むし歯になりかけの部分があるお子様にチェックがつきます。むし歯になるリスクがかなり高いです。歯医者さんに行き、歯磨きの仕方や、フッ素塗布を勧めます。
また、乳歯が抜けずに長くとどまっている場合もチェックがつきます。抜歯をご検討下さい。
(顎、かみ合わせ、歯並び)矯正治療を強要するものではありません。将来のお口の中及び全身の健康面をみています。歯医者さんでの相談をおすすめします。必要に応じて専門医での相談になるかもしてません。
(ZS)歯石の沈着があることを意味します。歯石は細菌の住みかとなります。歯医者さんに行き、取り除いてもらいましょう。
(その他)上記で述べた以外にも、永久歯がはえてくるのが遅かったり、余分な歯がはえている場合にチェックがつきます。歯並びやかみ合わせに影響を及ぼすこともあるため、歯医者さんにみてもらいましょう。
これだけチェック項目があるということは、健診でみているのはむし歯の有無だけではないことが、わかるのではないでしょうか。
実は健診では最初に全身をチェックします。姿勢を正して座らせて、全身とのバランスでお口をみていきます。姿勢が悪いお子様は、口が開いていたり、歯並びやかみ合わせが悪かったりしやすいからです。
お子様の成長、発達に影響を及ぼすものが、むし歯だけではないことをご理解いただけたのではないでしょうか。
最後に、かかりつけ歯医者さんと、学校歯科健診とで、診断が違う何て事はありませんか?かかりつけ歯医者さんで問題を指摘されていないのに、学校歯科健診では指摘されたこともあれば、その逆もあるようです。
学校歯科健診は歯医者さんほどお口の中が見やすい環境ではありません。器具も限られています。学校歯科健診はあくまでもスクリーニングです。確定診断の場ではないので、結果が異なることもあります。
大切なのは、歯医者さんでの定期的な歯科健診です。イシカワ歯科では、歯科健診及びメンテナンスを随時受け付けています。お子様も保護者さんもお口の中から健康になって行きましょう!
こんにちは!衛生士の内山です
春の日差しがここち良い季節になりましたね。気持ちもなんだかウキウキしてきます!
でも歯周病を抱えていては心から楽しめないことも…。
今回のブログは歯周病にならないための予防方をお話ししたいと思います。
歯周病対策といえば歯磨きが基本ですが、さらに生活環境を改善することで歯周病を予防、改善することができます。
今すぐ始められる歯周病対策を紹介します!
1. 夜就寝前と朝起床時には必ず歯磨きを!
歯周病菌は夜間人が寝ている間に増殖。 しかも殺菌作用のある唾液がでにくいので朝のお口はバイ菌だらけなのです。
2. 歯磨きは一本ずつ丁寧に。また歯ブラシは毛先が広がったら交換してください。プラークの除去率が全然違います。
3 歯間清掃具を使おう!
歯間ブラシが入らない隙間はデンタルフロスを。歯ブラシだけでは6割ほどしかプラークを除去できないのです。
4 電動歯ブラシ
歯磨きを効率的に行いたいかた、また、手が動かしにくくなった方にもおすすめです。
5 キシリトールガムを噛む習慣
むし歯や歯周病を予防する効果以外に自律神経を整えたり腸内環境を良くする効果があります。ただし、砂糖を含まないものを選びましょう。
6 歯科医院での定期的な歯石取りをする!
磨き残したプラークはやがて歯ブラシではとれない歯石になります。歯石を放置すると深い歯周ポケットができてしまいます。
7 食事は三大栄養素をバランスよく摂る!
食事による生活習慣病対策はイコール歯周病対策なのです。
8 野菜、果物から抗酸化物質を摂る
歯や体の健康のためにも効果のある野菜と果物を毎日食べましょう。
9 週5回、1日30分の運動をする
脈が少し速くなるくらいの運動を自分のペースで行い生活習慣病を防ぎましょう。
10 唾液が出やすくなる習慣をつくる
唾液が口腔環境を整え、健康にさまさまなメリットをもたらします。
11 ストレスの軽減につとめる
ストレスは歯ぎしりを助長させたり、免疫力の低下をもたらし、歯周病の悪化につながります。
12 喫煙習慣のある人は禁煙につとめる
タバコのデメリットは数えきれませんが、歯周病を格段に悪化させてしまいます。
13 鼻呼吸を習慣化する
鼻呼吸は細菌やウイルスの侵入を防ぐという大事な役割があります。さらに、唾液の分泌量が増える。基礎代謝があがる。リラックス効果がある。口や喉の乾燥を防ぐ。いびきの予防や改善になる。
14 あいうべ体操で口のまわりや舌の筋力強化
あいうべを一音ずつ大きな口を開けて発音し、べの時べーと舌を出します。ドライマウスを防ぎ口呼吸から鼻呼吸へ変えるための体操です。
たくさんあって大変だな〜って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、歯周病や全身疾患になってしまうとそれ以上に大変です。是非出来るところから頑張ってみてください!
いつまでも健康なお口で、これからも毎年春爛漫を満喫しましょう(^_^)v
こんにちは!歯科衛生士の富永です!
今年は暖かくになるのがとても早く桜がもうすぐ満開になりそうです。
日中は暖かいですが、夜になると寒くなったりなどまだまだ上着は手放せません。
季節の変わり目にはなりますが、皆さん風邪には充分気をつけてお花見など楽しみましょう。
今回は歯周病が影響を与える病気についてお話ししたいと思います。
歯周病は誰もが耳にしたことがあるかと思いますが、歯周病なんてどうしてなるのだろうと考えたことはありますか?
自分は大丈夫と思っていることでも、なんと35歳以上のおよそ8割が歯周病になっているデータがあり、
5〜9歳の約4割が歯肉になんらかの異常をかかえていると言われています。
歯周病は細菌の感染によって起こることが明らかになっています。
歯周病の最大の原因は、歯磨きで取れきれず残されたプラークです。
プラークは時間の経過とともに細菌が繁殖して、やがてより硬い歯石になっていきます。
年齢を重ねるほどに、そのリスクが増していく病気ではありますが、今から予防していく必要があります。
そして今回のテーマでもある歯周病は歯周病菌が血流に乗り、様々な病気を引きおこします。
あまりピンとこないと思いますが、糖尿病や脳卒中など全身の体の病気と関係してきます。
今回は一つ一つ確認していければと思います。
糖尿病
・HbA1c が9%以上の人は健康な人よりも歯周病の割合が2.9倍も高い
・BMIが27以上の人は基準値内の人よりも歯周胃炎の割合が1.35倍高い
・空腹時血糖値が125以上の人は歯周ポケットが3.5になると糖尿病の方が明らかに増える
高血圧
・歯周病にかかっている人は、そうでない人と比較すると高血圧の割合が約2倍も高い
動脈硬化
・歯周病にかかっている人は、そうでない人と比べて2.8倍も脳梗塞になりやすい
・動脈硬化とは血管にコレステロールが付着して血管が狭くなりそれにより脳卒中、心臓病などを発症する
認知症
・歯周病によって認知症の原因となるアミロイドBが脳細胞に侵入し蓄積する
肺炎
・誤嚥すると気管を通り、肺に入ってしまいます。その時に歯周病菌が一緒に入り込みこれが原因で炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症する
肺の中を知らべると高い確率で歯周病菌がみられるそうです
がん
・歯周病を放置すると、すい臓がんのリスクが約2倍になる
・遺伝性が全くないわけではないが、ほとんどは生活習慣によるもので、逆に言えばがんは予防できる
産婦人科疾患
・タバコや高齢による出産異常と比較して、歯周病の早期・低体重児出産などの危険率が約7倍にもなる
骨粗鬆症
・骨粗鬆症になると歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯を支えている骨も弱くなるので、歯が抜けやすくなってしまう
こんなに歯周病によっても、体の状態によっても口腔内のは全身に影響していることがわかりました。
最初にお話ししたように歯周病にならないために予防していくにはまず歯磨きです。
そしてご自身では落とせなかった汚れは歯医者にきて落とすなど定期的にクリーニングはされた方がいいです。
自分は大丈夫と思うのではなく、まず歯医者に行って検査をされてはいかがでしょうか
次回と投稿では、歯磨きではここを気を付けた方がいいなどお話ししたいと思います!
こんにちは。受付兼歯科助手の長谷です。
段々と暖かい日が増え、春の足音が聞こえてきますね⁂
彦根城の桜が楽しみです♪
春のお悩みと言えば花粉症!という方も多いのではないでしょうか。
今日は皆さんに花粉症予防にもなるマウステーピングについてご紹介します。
マウステーピングは就寝時に口にテープを貼って寝ることです。口呼吸を鼻呼吸に変える効果があります。
コロナ時代も長くなり、日々のマスク生活で口呼吸がすっかり習慣になってはいませんか?
鼻にはフィルターの役目があり、体内に入る花粉などを取り除いてくれます。
しかし口呼吸をしていると細菌やゴミを防げないだけでなく、喉の奥が乾燥して慢性炎症が起き花粉症やアレルギー性鼻炎を引き起こす原因ともなってしまうのです。
以前のブログでも口呼吸がもたらす、お口のトラブルについての記事がありましたが、鼻炎だけでなく歯科にも口呼吸は非常に良くないことなのです。
日ごろから鼻呼吸を意識していても寝ている間まで気をつけることはできません…
そこで登場するのがマウステープです。
マウステーピングは鼻呼吸を促して喉を守るだけでなく、口内の乾燥を防ぐことで歯の着色や歯石も少なくなるんです!!!
歯ぐきが引き締まって歯医者さんから褒められるお口になれますよ!
口内炎が出来やすい方、歯ぐきが腫れやすい方、いびきが多い方、風邪をひきやすい方など・・・一つでも当てはまる方は口呼吸をしている可能性が非常に高いです。
ということでここからは具体的なやり方を紹介します。
…と言っても、口にテープを縦に貼って寝るだけです。簡単(^_-)-☆
肌にやさしいサージカルテープは毎日使うことが出来るのでお勧めです。ドラッグストアなどで簡単に手に入りますよ!
花粉症の症状が出始める前から毎日マウステープを使い、昼間も鼻呼吸をするように意識していただくことも大切です。
※口全体を覆うとくしゃみをした際に鼓膜を傷めたり、嘔吐時に誤嚥をする危険がありますので、指1本分くらいの幅を目安にしてください。
また自分でテープの取り外しが困難な小さいお子様(7才が目安です)は大きくなってからにしましょう。
花粉症も改善して口内環境の向上にも効果がある、しかも手軽にできる一石三鳥のマウステーピング!
本格的に春が来る前に始めてみませんか?
こんにちは、歯科衛生士の藤原です。
早いもので一月も終盤ですね。先週には雪も積もりまだまだ厳しい寒さが続きますが、体調にお気をつけてお過ごしください(^^)
今回は、定期的なメインテナンス(健康な歯と口の状態を維持するための健康管理)
についてのお話です。
“歯は大切”と頭ではわかっていても日々の生活に追われる中で、なかなか継続して歯医者に通うのは難しいこともあるかもしれません。
通院されている患者さんからは「若いうちから歯を大事にしておけばよかった」
などの声を耳にすることがあります。
歯がなくなってしまうことで、見た目が気になってしまうのはもちろん、ご飯が食べづらいなど日常生活で困ってしまうことがたくさんあります。
人間の歯は一生ものであり、抜けてしまった永久歯は戻ってくることはありません。
虫歯や歯周病しらずの人生を送るには、どうすればいいのか・・
一番効果的なのは、子どものころから定期的にメインテナンスを受けることです。定期的なメインテナンスは、お口の中の虫歯がないかの検査だけではなく、クリーニングでプラークを除去し、虫歯にならないための磨き残しや生活習慣などの改善の指導をさせていただきます。
歯は削らないほうが丈夫で持ちがよくなります。6歳臼歯という名前の通り6歳前後で生えてくる永久歯がありますが、一生使っていくとても大事な歯です。奥の方に生えてくるのでそのくらいの年齢のお子さんご本人で磨くにはとても難しく、虫歯になる危険性の高い歯です。永久歯が生えたてで軟らかく虫歯になりやすい頃からフッ素なども塗布しながらしっかり予防することで将来的な虫歯のリスクを減らすことができます。
もうすでに虫歯になってしまったし・・
削って治療した歯がいっぱいだからもう遅いかな・・
と諦めてしまっている方も定期的メインテナンスを受けるのに遅すぎることはありません。
中には歯を失ってから歯の大切さを実感されてから定期的にメインテナンスに来られて現状の残っている歯を維持しておられる方もたくさんおられます。
歯を失う原因はさまざまで、虫歯や歯周病、歯ぎしり食いしばりなどがありますが、突発的な事故などを除いて予防できるものがほとんどです。
歯周病は自覚症状なく進行することが多く、歯ぎしり食いしばりも自覚がないことが大半です。自分では気付かないうちに進んでいる問題を見つけるためにも定期的な歯科受診、メインテナンスが必要なのです。
人の口腔内は、年齢や生活習慣によって変化しそれぞれの段階で虫歯や歯周病などのリスクがあり、気を付けるポイントも変わります。
子どものころには、歯の生え変わりで磨きにくいところ、生えたてで弱い歯などもでてきます。また、将来的な歯並びに影響する癖などがあれば改善する必要があり、歯が生えるスペースがないようなお子さんも多いです。歯並びは大人になっても虫歯や歯周病のリスクに関わってくるので、歯を一本でも多く残すためには矯正治療がとても有効です。
また、以前詰めた詰め物はだんだんと劣化していないか、歯にヒビが入ってそこから虫歯になっていないか、唾液が減って虫歯リスクが高まっていないか、歯を支えている骨が溶けて歯周病が進行していないか
大人の方も自分では気付かないリスクを定期的な受診で見つけることができます。
歯磨きをしているのに次々と虫歯ができたり、疲れた時に歯茎が腫れたり出血したり・・
なんてことはありませんか?
一本でも多く歯を残すためにも、定期的なメインテナンスを受け、歯の健康を守っていきましょう!
こんにちは!受付兼助手の廷々です。
今年も残りわずかとなってまいりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか(^^♪
年末の大掃除で忙しい方もいるかと思いますが、今年の汚れは今年中に!
綺麗さっぱりで新年を迎えましょうね
掃除、今からコツコツするとします(笑)
さて、今回は歯が抜けたときについて
歯周病などで歯を失ってしまった、、
インプラントにするか入れ歯にするかブリッジか決めるまで、、と治療を見送っていませんか?
長い期間、そうして放置してしまうと、歯がなくなった場所に周りの歯が倒れてきたり飛び出してきたりして、
いざ部分入れ歯やブリッジ、インプラントを入れようとしたときに矯正治療が必要になってしまうことがあるのです。
歯を失ったところを放置すると・・・
〇空いたスペースに歯が動いてくる。
〇歯を補う前に矯正治療をする必要が生じる。
歯を失った時、目立つ前歯にはすぐに歯を補う治療を受けても、外から見えにくい奥歯の場合
治療を先延ばしにしていませんか?
「部分入れ歯は違和感に慣れが必要だしブリッジは隣の歯を削るし、インプラントはお金がかかるし・・・」
と迷われるのも無理のない話です。
抜けた場所がそのまま長い期間、放置されていると、空いたスペースに周りの歯が動いてきてしまうことがあります。
そうなると、いざ「入れ歯やブリッジ、インプラントを入れよう」と決めたとき、動いてきた歯が邪魔で入れ歯やインプラントが入れられず、
まずは歯を元の位置に戻す矯正治療が必要になるのです(・ω・)ノ
つまり、歯を補う治療を先延ばししていたために、さらなる治療が必要になってしまうわけで、患者さんにも私たちにも非常に残念な事態です。
くわえて、空いたスペースに歯が動いていったり、歯がないほうで噛まなくなって咀嚼のしかたが変わると、歯にかかる力のバランスが変化して、
歯並び全体に影響してくる可能性もあります。
こうした事態を防ぐためにも、歯を失った場所は速やかに歯科で対応をご相談いただければと思います(__)
☆なぜ歯は動くのか?
歯というのは、それ単体で今の位置に並んでいるわけではありません。
くちびる、ほお、舌からの力、隣り合う・噛み合う歯からの力、噛んだ時の力、姿勢やお口の癖による力など
外部から加わる力のバランスが取れる位置に並んでます。
この力の均衡が崩れると、歯が動き、歯並びも乱れはじめます。
歯がなくなってしまった場所があると、そのスピードは加速するので気をつけましょう。
失った歯を放置していると隣の歯が、空いたスペースに倒れてきます。
そうなる前にきちんと歯と向き合って自分のためにも自身に合った治療を受けるようにしましょう(*_*)
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〈年末年始休診のお知らせ〉
年末年始は12月29日~1月4日まで休診とさせていただきます。
1月5日から通常通り診療となりますので、ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。
来年も素晴らしい1年になりますよう願っております (*^^)v
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皆さんこんにちは!歯科衛生士の田口です♪
寒い日が続いていますが、元気にお過ごしでしょうか?寒くなってくるとなかなか外に出るのも億劫になってきますが
こんな時こそ体力作りが大事ですよね!?(笑)
スポーツをされている方も多いと思いますが、今回はそんな方に歯を守るためのアドバイスをおくりたいと思います。
皆さん「酸蝕(さんしょく)症」という言葉を聞いたことはありますか?
酸蝕症とは酸の強い飲食物を習慣的に摂ったり、胃酸が口へ逆流することによって歯のカルシウムが溶けてしまう病気です。
酸蝕症の歯は独特の丸みや鈍いツヤがあって一見きれいです。しかも痛みが出ることは少ないです。
普通に食事をしているぶんには問題は起きません。しかしスポーツをしている最中はお口の中はカラカラの状態で、唾液に守られていません。そのような状態でクエン酸が多く含まれているスポーツドリンクなどを飲むとその影響は大きく、これが繰り返されるうちに酸蝕症になってしまいます。スポーツ中の酸性の飲み物と言えば、、、スポーツドリンク!それに加えて最近はエナジードリンクもありますよね。これらの飲料に入っているクエン酸はカルシウムを溶かす作用がとても強いです。
他にもコーラやオレンジジュース、チューハイなど様々な飲料に入っており習慣的な摂取は注意が必要です。
〈歯を溶かす酸の強さ〉
リン酸>クエン酸>乳酸>酢酸>炭酸
炭酸は意外と歯を溶かす力は弱いのです。びっくりですよね~。ただの炭酸水は酸蝕症を引き起こさないとされています。そこに糖分が多く含まれているコーラなどは注意が必要ですが、、(^^;)
酸蝕症を止め、歯を守るために重要なのは、なんといっても酸蝕の原因を特定し、早期に習慣的な摂取を止めることです。
趣味でスポーツをしている方なら、すぐにでも「スポーツ中の酸性飲料はやめてください」とお願いできます。ただ部活やクラブをしている方だと、「酸性飲料を摂るののはなかなかやめられない」という方もおられるかもしれません。
その場合は、酸が歯に触れる機会をなるべく減らすため飲む回数を減らし、飲んだ後は水を飲んで口の中の酸を減らしましょう。
酸(とくにクエン酸)の力はとても強く、習慣的に摂りながら歯を守っていくのは、正直容易ではありませんが、予防策を何重にも講じることをご提案します(^^)
フッ素配合(1450ppm)の歯磨き剤で朝晩歯を磨き、寝る前にフッ素洗口を!定期的に歯科医院でフッ素塗布と検診を受けましょう。
こんにちは、衛生士の北村です(^-^)/
先週から急に寒くなり、秋らしくなってきましたね。我が家ではあわただしく長袖、長ズボンを出し、ホットカーペットを敷きました。すぐに寝転ぶ子どもたち。そのまま寝たら風邪をひいちゃうぞ!
1日の寒暖差が激しい時季ですので、皆さんも体調管理をしっかりして、風邪などをひかないよう気をつけて下さいね。
さて、今日のお話しは、そんな風邪などをひきにくくしてくれる鼻呼吸についてです。
なぜ鼻呼吸が良いのかというと、空気中のほこりや細菌、ウイルス、花粉などの異物や病原菌を鼻から吸い込むと、鼻毛や鼻の粘膜の繊毛粘液によりろ過されて、そのほとんどが鼻水として排出されます。
さらに鼻の奥には咽頭扁桃があり、ここのリンパ球が異物や病原菌をキャッチして、白血球などの免疫細胞に信号を出します。つまり、鼻呼吸をするだけで異物をろ過して、免疫細胞に指令を出すという二重の感染予防効果があるのです。それはつまり、「天然のぬれマスク」をつけているような状態になります。
また、鼻の穴から咽頭までの気道は血流が豊富で、冷たく乾燥した空気を、暖かく湿った状態にしてくれます。ウイルスが冬にまん延するのは、空気が冷たく乾燥しているからです。鼻呼吸をするだけで、加湿器つきの空気清浄機をつけている状態になるのです。
では次に、口呼吸のデメリットについてお話しします。口で呼吸すると、冷たく乾燥した空気がそのままのどから、気管や肺に吸い込まれてしまいます。
また、口の中が乾燥してしまうため、唾液による殺菌·消毒作用も発揮できなくなります。口蓋扁桃や舌扁桃などリンパ組織の働きもありますが、口呼吸による乾燥で、白血球の働きも弱まり、低温と、乾燥により気管支の繊毛の働きも弱まります。
これらの理由から、口呼吸によって吸い込まれた空気はほとんどろ過されずに直接肺に入り込み、インフルエンザや風などウイルス感染を招きやすくなってしまいます。
さらに、口呼吸は歯や歯ぐきにも悪影響をあたえます。プラークや着色は、乾燥により歯ブラシでは除去しにくくなってしまいます。歯ぐきも腫れ、出血しやすくなっていきます。
コロナ渦でマスクを着けるのは当たり前になってきましたが、マスクをしていることで息苦しくなり、逆に口呼吸をする人が増えているとか!?マスクももちろんしますが、天然のぬれマスクである鼻呼吸をして、この冬を、コロナ渦を乗り切りましょう!
こんにちは(^^)歯科衛生士の内山です。
しだいに秋らしくなってきました。とはいえ昼間はまだ暑い日もあるので子供の服装選びに毎朝頭を悩ませています。
そして秋といえば食欲の秋ですね。食べ過ぎで気になるのは体重だけではありませんよ(≧▽≦)歯のことも気にかけてくださいね。
ダラダラと長時間食べるのはむし歯のリスク大ですから気をつけましょうね!
今回お話しするのは大人のむし歯、沈黙のむし歯ともいわれる歯の根のむし歯についてです。
30代頃から増え始める歯ぐき下がり。40代では8割の方にみられます。歯ぐきが下がると歯の根(根面)が露出します。根面には歯の噛むところを覆っているエナメル質がなく酸に溶けやすくむし歯になりやすいことがわかっています。
美味しい食事や飲み物はほとんどが酸性。むし歯菌も食後すぐに活発になります。50歳以上のじつに3割のかたが根面むし歯になっているといわれています。
根面むし歯は複数の歯におこりやすく、あまり痛くないのでむし歯に気づきにくいです。なので沈黙の虫歯といわれているのです。気づいた時には重症化していて治療がとても難しくなっていることも多いのです。
根面むし歯を放っておくと歯が折れて複数の歯を失いかねません。歯を複数失うとお口の機能が低下し、ひいては全身の機能低下につながります。
この根面むし歯を予防する効果的な
方法はは飲食直後、飲食物やむし歯菌が出す酸で酸性になっているお口の中をできるだけ早く中性にもどすことです。そう、食後5分以内にブクブクうがいをしましょう。食後の余韻を楽しまない!
そして歯磨きの時にもひと工夫。いつものように歯冠部を一通り磨いた後、今度は露出している根元部分だけを磨く2段階磨きがおすすめです。歯と歯の間に隙間が開いている方は歯間ブラシも使ってください。この時高濃度フッ素歯磨剤を使うとなおよいです。ただし力をいれたゴシゴシ磨きはかえって歯ぐき下がりの原因になるのでNGですよ!優しく磨いて下さいね。
加齢による全体的に下がってしまった歯ぐきを元に戻す方法は残念ながら現在のところありません。
歯ぐき下がりに気づいたら定期的に歯科医院でケアを受けられることが大切です。
お勧めの歯磨剤等もあるので気になる方は気軽にご相談してくださいね。
スタッフ一同患者様の大切な歯を守るお手伝いがてぎればと思っています!
楽しくおしゃべりして美味しく食べる!元気な健康長寿を目指しましょう(^_^)v
こんにちは!歯科衛生士の富永です!
最近はコロナがまた増えてきて、いつ収まると先行きが不安ではありますが、引き続き基本的な感染対策を見直し徹底していきましょう!
今回被せ物についてお話ししていきたい思います!
被せ物をする治療としては神経治療や、歯の部分がほとんど残ってない場合などに行います。
保険の被せ物や自費の被せ物がありますが、一つ一つ長所短所があります。
自分の理想とする被せ物はなにかを考えながら読んでみてください!
<保険>
○ 前歯 : 硬質レジン前装冠
中身は金属で外側が見える部分のみプラスチックレジンが貼り付けられている被せ物
*長所
・健康保険が適用できる
・土台が金属でも外側から見えない
*短所
・長年使用していると、変色したり擦り減りやすい
・二次虫歯になりやすい
・プラスチックの部分が割れやすい
・金属アレルギーになる可能性がある
○ 奥歯 : 金銀パラジウム合金
被せ物が全体的に金属でできている
前から数えて4番目からは保険適用だとこの被せ物になる
*長所
・健康保険が適用できる
・ブリッジが可能
*短所
・色が目立つ
・2次虫歯になりやすい
・金属アレルギーになる可能性がある
<保険外の被せ物> 自費
○ 前歯 : キャ美麗
内側がジルコニア、外側がセラミックの白い被せ物
*長所
・隣の歯の色に合わせる事が出来る
・ステイン法で細かい色調調整が可能
・ほとんど変色しない
・歯垢がつきにくい
・金属アレルギーになりにくい
・ブリッジが可能
・二次虫歯になりにくい
*短所
・ジルコニアの中では一番綺麗だが強度が少し劣る
・ジルコニアの中でも費用がかかる
・極度に強い衝撃を与えると割れる事がある
○ 前歯 : ピュアパールエステティック
ジルコニアでできた被せ物
セラミックを使わない被せ物の中では一番綺麗
*長所
・隣の歯の色に合わせる事が出来る
・ステイン法で細かい色調調整が可能
・ジルコニアのブロックが違う為透明感がある
・ほとんど変色しない
・歯垢がつきにくい
・金属アレルギーになりにくい
・ブリッジが可能
・二次虫歯になりにくい
*短所
・ブリッジの本数に制限がある
・金属の土台が透けて見える可能性なある
・極度に強い衝撃を与えると割れる事がある
○奥歯 : ピュアパールステイン有
ジルコニアでできた被せ物
奥歯のジルコニアの中で1番綺麗
*長所
・隣の歯の色に合わせる事が出来る
・ステイン法で細かい色調調整が可能
・ほとんど変色しない
・歯垢がつきにくい
・金属アレルギーになりにくい
・ブリッジが可能
・二次虫歯になりにくい
*短所
・奥歯のジルコニアの中でも費用がかかる
・極度に強い衝撃を与えると割れる事がある
○奥歯 :ピュアパールステイン無
ジルコニアでできた被せ物
5色の中から色を合わせることができる
*長所
・ほとんど変色しない
・歯垢がつきにくい
・金属アレルギーになりにくい
・ブリッジが可能
・二次虫歯になりにくい
*短所
・細かい色調調整不可
・強度に強い衝撃を与えると割れる事がある
◯奥歯 : ジルライト
ジルコニアでてきた被せ物
色が一色しかないが強度がある
*長所
・ほとんど変色しない
・歯垢がつきにくい
・金属アレルギーになりにくい
・ブリッジが可能
・二次虫歯になりにくい
*短所
・極度に強い衝撃を与えると割れる事がある
・透明感がでにくい
・色が一色しかない為他の歯との色が合いにくい
○前歯・奥歯 : オールセラミック
セラミックでてきた被せ物
透明感がある被せ物ができる
*長所
・ほとんど変色しない
・歯垢がつきにくい
・金属アレルギーになりにくい
・全てセラミックでできている為、透明感があり天然歯のような美しさ
*短所
・強い衝撃を与えると割れる事がある
※ブリッジができない
○前歯・奥歯 : メタルセラミック
中身は金属で外側が見える部分のみセラミックが貼り付けられている被せ物
*長所
・強度に優れている
・ほとんど変色しない
・セラミックの部分は歯垢がつきにくい
・長年使われてきた実績がある
・ブリッジが可能
・二次虫歯になりにくい
*短所
・歯茎の際に一部金属が見える(内側)
・被せ物がすり減ってきた時に金属部分が見えてくる
○前歯と奥歯 : ハイブリッド
中身は金属で外側が見える部分のみセラミックとプラスチックを混ぜたものが貼り付けられている被せ物
*長所
・プラスチックだけのものに比べると変色しにくい
・費用を抑えて精度の高い被せ物ができる
・ブリッジが可能
・二次虫歯になりにくい
*短所
・長年使用していると変色しやすい
・プラスチックを混ぜているので割れやすい
などなど長くはなりましたが、いかがでしたでしょうか?
たくさんの被せ物がある中で、それぞれの長所短所を理解して、自分の口腔内にあった被せ物を選びましょう!
またわからない事や歯の悩みなどあれば、近くのスタッフに気兼ねなく聞いてください☆