こんにちは。歯科衛生士の内山です。
季節外れの暖かな日が続いていますが、近所の公園の木々も色づき初め 秋の深まりを感じます。今週末から冷え込むようですので風邪などひかれませんようお気をつけください。
今回は口呼吸についてのお話しです。
実は口呼吸をしていると風邪にかかりやすくなるんですよ。それどころか口呼吸は身体によくないことがたくさんあるのです。
そもそも動物は鼻呼吸。口呼吸するのは人間だけだそうです。人も赤ちゃんは鼻呼吸です。鼻呼吸しながら一生懸命母乳やミルクを飲んでいます。お話ししたり、離乳食を食べるようになってだんだん口でも呼吸するようになるんですね。日本人の6〜7割子供では8割が口呼吸といわれています。
では口呼吸にどのようなデメリットがあるのがいくつがあげてみたいと思います。
1.歯並びが悪くなる
歯並びは唇と舌の圧力によって一定の位置におさまっているので口が開いていると前歯は前に傾いていきます。
2.風邪をひきやすくなる
鼻呼吸と違いウイルスや空気の汚れなどを濾過することができません。また冷たい空気もそのまま身体にとりこんでしまうので、風邪やインフルエンザにかかりやす くなります。
3.むし歯、歯周病、口臭に繋がる
お口の中が乾燥してむし歯菌、歯周病菌が停滞、増殖します。また唾液が乾燥して自浄作用や抗菌作用、再石灰化などの大切な働きが弱まってしまうのです。
4.睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる
口呼吸をしていると舌が喉の奥に落ち込んでいき気道を塞いでしまいます。またいびきの原因にもなります。
5.集中力の低下
口呼吸では鼻呼吸よりも取り込む酸素の量は多いのですが、細胞に取り込まれる酸素の量は減少するそうです。大量の酸素を必要とする脳は酸素の供給量が減るわけですから本来の力を発揮することができません。また疲労感にもつながります。
6.お顔の老化や二重顎に
お口が開いているとお口の周りの口輪筋が弱まり口元の皺やたるみにつながったり、
二重顎にもなりやすくなります。
このように口呼吸はデメリットだらけなのです。完全なお口ポカンではなくても1ミリでも上唇と下唇に隙間があれば口呼吸です。また睡眠中は自覚がないかもしれません。ちょっとでも口呼吸してるかも?!と思う方は人は意識して鼻で呼吸するように変えていきましょう。
特に子供は脳の発達など成長に影響してきますので鼻呼吸することはとても大切です。口を閉じるようにいつも注意してあげてほしいと思います。慢性的な鼻づまりがある場合はその改善が必要です。
顎顔面矯正も鼻づまり改善策の1つです。ご興味あるかたはイシカワ歯科までお問い合わせください!
実は私も睡眠時にはマウステーピングをして口呼吸にならないようにしています。マウステーピングは手軽にできるのでとてもおすすめですよ!
これからの季節、風邪やインフルエンザにますます注意が必要です。呼吸にも気をつけて元気に乗り切りたいですね!
こんにちは。歯科衛生士の富永です。
10月になり本格的に秋になってきましたね。
日中はまだ暑い日もありますが、夜は肌寒いため体調には十分注意してくださいね。
今回はタバコについてお話していきたいと思います。
皆さんタバコは体にいいと思いますか?
ほとんどの方はタバコは体によくない!と思われている方が多いのではないでしょうか。
でも吸っている方はなかなかやめられない、リラックスやストレス解消できないなど感じてなかなかやめられないのです。
ですが本来は良いことがあったという刺激が脳に伝わるとアセチルコリンという物質がでてきます。
アセチルコリンは脳内の神経と結合し、ドパミンという物質が分泌されそれが幸福感を生み出します。
アセチルコリンという体の中にある物質ですが、その物質に似ているものがタバコの中に入っているニコチンです。
なのでタバコを吸うとアセチルコリンの代わりにニコチンが血流に乗って神経と結合します。
するとその瞬間良いことがなくてもドパミンが出て幸福感を生み出します。
それを続けてしまうと脳の神経がアセチルコリンを受け取る仕事をさぼるようになり、
「タバコが無いと落ち着かない、安らがない」ようになります。
「タバコを吸えばリラックスできる、ストレス解消になる」というのは嘘ではありません。
しかし裏を返せば、これは「タバコを吸わないとリラックスしにくい、落ち着けない」脳になってしまっている
ということなのです。
そしてなかなかタバコを手放せなくなり、それによって体に多くの影響を及ばします。
今回は口腔内にどのような影響があるかをお伝えしようと思います。
歯周病や虫歯だけではなく、口腔がんのリスクも高まります。
☆お口の粘膜
・口腔がん
・前がん病変
・口内炎
・カンジダ病 など
☆歯ぐき
・色素沈着
・歯周病 など
☆歯
・着色
・歯石沈着
・虫歯 など
☆舌
・味覚減退
・黒毛舌 など
☆その他
・口臭
・唾液の変化 など
タバコの煙には約200種類の有害物質が含まれ、そのうち約70種類が発がん性物質です。
そして子供の受動喫煙による乳歯の虫歯にまで影響してくるのです。
そしてタバコを吸っている人の歯ぐきは黒ずんでいることが多いです。
タバコのニコチンによる刺激で、歯ぐきの内部にあるメラニン色素産生細胞が活発化し、組織が黒ずみ、
それが透けて見えるのです。
紫外線で肌が焼けるのと同じ原理なのです。
しかし今更禁煙しても意味がないんじゃないかと思われる方も多いと思います。
もちろん長期的に禁煙しないと症状が改善しない物もありますが、体の変化は短期的にも改善されるものがあります。
口腔内に関しては歯ぐきへの血流量も改善し、禁煙5日ほどで非喫煙者と同じくらい回復します。
歯ぐきの着色は年月がかかりますが、着色も落ちてくるのです。
今からでも遅くはありません。体のためにも、周りのためにも禁煙してみてはいかがでしょうか。
こんにちは!歯科助手の長谷です。
マスク時代も終わり、すっかりコロナ前の生活に戻りましたね。
マスクを外して外を歩く爽快感!いいですよね
でも鏡を見て、あれ?私の歯ってこんな黄色かったっけ?となる方もいらっしゃると思います。
ホワイトニングに興味はあるけど、歯医者さんのホワイトニングは高いっていうし、ドラックストアのホワイトニングシートやホワイトニング効果がある歯磨き粉って実際どうなの・・・・? と気になっておられる方は多いと思います。今日はそんな方のためのお話です。
ホワイトニングは大きく分けて、医療ホワイトニングと非医療ホワイトニングがあります。
医療ホワイトニングは歯科医師の介入がある歯科医院で受けるホワイトニングです。ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
非医療ホワイトニングは上記以外のホワイトニングです。美容サロンでのセルフホワイトニングや雑貨店などで販売しているホワイトニンググッズ(歯に貼るシートや塗り薬、お湯でふやかして作るトレーや歯磨き剤)などです。
それぞれどこが違うのか見ていきましょう。
まず歯科医院での医療ホワイトニングですが、歯ぐきを保護してから薬剤を塗布して特殊な光を当てることで歯を漂白するオフィスホワイトニングと歯科医院で作成した専用のマウスピースにジェル状の薬剤を塗布して一定時間装着するホームホワイトニングがあります。
この薬剤に含まれる過酸化水素や過酸化尿素が歯の表面を覆う透明な膜を除去し、漂白成分を浸透させるのですが、この膜がはがれるというのが、実は歯を強化するまたとないチャンスなのです。
この膜がはがれたばかりの状態の歯は唾液中のカルシウムや歯磨き粉に含まれるフッ素が歯に吸収されやすいため、ホワイトニング直後にフッ素を塗布すると歯を強くする効果が非常に高いと言われています。
また、過酸化水素や過酸化尿素は消毒薬にも使われるオキシドールの仲間で殺菌効果があります。お口の中のむし歯菌や歯周病菌を減らす効果も期待できます。特にホームホワイトニングでは毎日決められた時間に行うために効果はさらに増加します。
ホワイトニングの際はお口の中も診るのでむし歯や歯周病の早期発見にもつながります。
歯科医院でのホワイトニングは他の方法に比べると費用が掛かりますが、歯科医師の介在によるメリットやその効果を考慮すると決してコストパフォーマンスは悪くないのです。
次にセルフホワイトニングサロンでのホワイトニングです。歯科医師が介入せず医療的なサポートは存在しません。使用する薬剤は過酸化水素や過酸化尿素の使用は認められていませんので、歯の着色汚れを落とすための二酸化チタンやポリリン酸ナトリウムが主となります。着色汚れは落ちますが、歯科医院での薬剤のように歯を漂白することはできません。
自分で作るトレーやシートタイプ、塗り薬など総称してOTCホワイトニングといいますが、安価であるものの、ネットでの購入には注意が必要です。こちらも医療関連の法律の関係で使用薬剤が限られていますので、効果はサロンでのホワイトニングよりさらに限定的です。
最後に歯磨き粉によるホワイトニングですが、こちらも仕組みは少し違いますが着色汚れを浮かして落とす作用によって白くなります。美白効果はそれほど高くありませんがむし歯や歯周病予防の成分が含まれているものもあるので毎日のケアとしては有用です。
現在、当院のホワイトニングはホームホワイトニングのみですが、今年の年末頃にオフィスホワイトニングの機器を導入いたします。念願のホワイトニングを患者さまのライフスタイルに合わせてお選びいただけるようになります!
審美的な側面だけでなく、歯を強くすることもできる歯科医院でのホワイトニング、マスク解禁とともに始めてみませんか?
こんにちは、歯科衛生士の藤原です。
8月ももう終わりますが暑い日が続きますね、、
今年は9月もまだまだ暑いようです(´・_・`)引き続き水分補給を忘れずに熱中症には気を付けましょう!
今回はお子さんの「食べる姿勢」についてのお話をしたいと思います。
お子さんの食事についてのお困りごと
食べるのが遅い、あまり噛まずに丸飲みしている、食べるときにクチャクチャ音がする・・
それは、食べる機能が十分に育っていないことが原因の一つとしてあります。
食べる機能は何もせずに自然に育つものではなく、
赤ちゃんの頃の液体しか摂取できないお口が、離乳を経て少しずつかためのものをすりつぶせるようになり、歯が生えて様々なものを食べられるようになり・・とステップを踏んで成長していきます。
その食べる機能の成長に大切なのが「食べる姿勢」です。
食べる時の姿勢は、食べやすさ・食べにくさに直結し、お口の動きや下の動きのほか、
安全な飲み込み(誤嚥や窒息の予防)、歯並びにも関係します。
~よくない食べる姿勢~
×お椀を持ち上げずに食べている
×イスが高く足の裏が床についていない
×机が高すぎて腕が自由に動かせない
×机が高くて机の上が見渡せず食事を楽しめていない
あてはまるものはありませんか?
姿勢の改善はちょっとの心がけではじめられるのでぜひ今日からやってみてください!
~正しい食べる姿勢~
◎あごがあがっていない
⇒あごが上がっていると誤嚥や窒息のリスクとなります。正しい食べ方を身につけておくと将来的にも役立ちます
◎机の高さがからだに合っている(ひじが90度に曲がるくらい)
◎ひざの角度は90度くらい
⇒机が高すぎるなら椅子にクッションをひく、椅子が高すぎるなら足元に台を置く など
食べるときに手が動かしにくいのを改善できます。お皿の中が見えていないとせっかくの美味しい食事を楽しめないことも、、
◎背もたれに寄りかからない(小さいお子さんの場合はクッションを置いてもOK)
◎背筋が伸び骨盤がたっている
⇒大人にもあてはまりますが猫背で前傾姿勢ではお口周りの筋肉が動かしづらくなります。背筋を伸ばすことで理想的なお口の動かし方がしやすくなります。
また、背筋が傾くと片側の歯ばかりで噛むため、あごのバランスが崩れ、噛み合わせが悪化するリスクが高まります。
◎足の裏が床についている(床に届かない場合は台を置く)
⇒床に足がついていないと飲み込みにくくなります。
また、足がブラブラした状態ではしっかり噛めずにあごの発育がわるくなり歯並びに影響がでることもあります
◎正しい食べ方ができているかどうか
〇前歯で噛みきり奥歯ですりつぶしている
〇ひと口量で食べている
〇お口を閉じて噛む
〇水やお茶で流し込まない
〇成長に合わせた食器類を使う
食事をどれだけおいしく食べられるかは、よく噛んで食べることに左右され
よく噛んで食べられるかは、食べるときの姿勢に影響されます。
せっかく用意したご飯、でおいしく食べてもらえると嬉しいですよね☺
ぜひ、できそうなことから改善してみてください!
こんにちは、歯科衛生士の北村です。
暑い日が続きますが、みなさん体調管理には気を付けてくださいね!
今日は虫歯の削らない治療方法、NICCS(N.Ito Caries System )についてお話したいと思います。現在では、むし歯=削るのではなくむし歯になる原因、予防方法を知るという初期治療を行うことが大切なのです。そして、知識を身につけ理解してもらった上でむし歯を作らない、むし歯を進行させない口腔内環境を目指していきましょう。
それでは、なぜむし歯になるのか、予防するためにはどうしたらいいのかお話していきますね。
1つ目はバイオフィルムです。バイオフィルムとは微生物の集合体のことです。細菌たちが歯面に形成するバイオフィルムは歯科の二大疾患であるむし歯と歯周病の直接原因となります。むし歯が起こる土壌となるバイオフィルムを適切なブラッシングによってなくす、または減らすことができれば根本的なむし歯のコントロールにつながるのです。
では、1日に何回歯を磨くのがいいのでしょうか。さまざまな研究から、1日2回以上ブラッシングする人は2回未満の人よりむし歯の発生が少ないことから、1日2回以上は歯を磨いた方がいいとしています。
2つ目はフッ化物です。フッ化物が口腔内に存在することでむし歯の進行を遅らせる役割を果たすことが明らかになっています。
推奨されるフッ化物配合歯磨剤使用量
◎年齢や、むし歯のリスクによって使い分ける
◎子供に対しては使用量を加減する
歯磨き後はあまりゆすがないほうがフッ化物が洗い流されないので1度だけ軽くゆすぐ程度にしましょう。
3つ目は糖です。
甘味料:黒糖、グラニュー糖、水飴など
加工食品:お菓子、パン、スポーツドリンクなど
天然の食材:果物、ハチミツ、果汁など
間食におすすめ!
生野菜、牛乳、チーズ、ナッツ類、コーヒー、紅茶など(ただし砂糖を加えていないもの)
糖の摂取に関しては、量よりも回数増加の方がむし歯のリスクと言えます。リスクを低く抑えるためには糖を含む飲食を1日4回までとするのがいいでしょう。
4つ目は酸です。むし歯のほかに酸蝕というものがあります。
*酸蝕:細菌由来でない酸が直接歯面を溶かす
スポーツドリンクやフルーツジュースなど、酸と糖の両方が含まれている飲食物をたびたび摂取するとむし歯になるリスクも高まります。リスクが高い方は食生活を見直す必要があります。
5つ目はドライマウスです。唾液は私たちが持っているむし歯に対する最大の防御因子です。夜から朝にかけて唾液分泌量は低下し、就寝時には著明に少なくなるため、むし歯になりやすいと考えられています。
ドライマウスの原因は多様
体内の水分量、薬剤の副作用←1番多い
全身疾患(シェーグレン症候群、糖尿病など)、放射線療法、口腔疾患など
ドライマウスの方に薦めたいむし歯の予防方法
•食後すぐの歯磨き
•フッ化物のプラスケア
•シュガーレスガム
5つのリスク因子と予防方法(取るべき行動)についてお話させてもらいました。それがこのNICCSです。
むし歯は予防でコントロールできる時代です。当院ではむし歯のリスクが高い方にNICCSを説明させてもらっています。ご自身の食生活や口腔内環境を見直し、健康な歯を保っていけるよう頑張りましょう!!
こんにちは!歯科衛生士の種村です。
ジメジメとした日が続いていますね。こんなに雨が続くと気分も憂鬱になってしまいます(>_<)
そんな中、皆様に嬉しいご報告です!
実は先日、イシカワ歯科はGBT認定クリニックに登録されました(*^^*)
しかしここで、GBTとは???となった方がほとんどではないかと思います。
なのでまずは、GBTについてお伝えしていきますね。
GBTとは、Guided Biofilm Therapyの先頭文字を並べています。
予防先進国のスイスの会社であるEMS社の製品で、世界的に普及している一体型歯面清掃機『エアフロー・ペリオフロー・ピエゾン(超音波スケーラー)』を用いた認定歯科衛生士による
メインテナンスシステム
を指しています。
御存知のようにむし歯や歯周病の予防には、定期的なメインテナンスが欠かせません。
被せ物やインプラントを良好に保つためにも歯科医院でのメインテナンスは非常に有効と言われますが、この機器は施術時の不快感を極力抑え より短時間で治療できるように設計されていますので従来のクリーニングよりもメインテナンスが快適になろうかと思われます。
当院は、厚生労働省の『かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所』の認定も受けておりますので、このGBTメインテナンスを保険適用で受けていただけます。歯科衛生士全員が認定を受けておりますので、今までのメインテナンスに苦手意識をお持ちだった方は、是非このエアフローを用いたプロフェッショナケアを体験してみて下さい。
ちなみに、こちらからGBT認定クリニックを探すことができます!
https://www.switchtogbt.com/ja/map/gbt-map
是非、質の高いメンテナンスをご希望の方は当院のGBTを受けてみてください!
患者様からも、『気持ちよくて不快感がないのでリラックスできる』『施術後のお口はとてもすっきりして気分が上がる!』などの嬉しいお言葉をいただいています。
それでは次に、GBTの手順について説明します。
1 評価と予防
まずは洗口液で洗口する
歯・歯肉・歯周組織を評価する
2 染め出し
染め出し液でバイオフィルムを可視化する。(清掃の目安にする・バイオフィルムをが除去されると、史跡の検出が容易になる)
問題のある部位を患者様に説明する
3 情報提供
予防の重要性を強調する
口腔衛生について患者様に指導する
4 エアフロ―MAX
歯肉炎上・縁下のバイオフィルム・ステイン・早期歯石を除去
5歯肉縁下のペリオフロー
歯周ポケット内のバイオフィルムを除去
6 スマートピエゾンとチップPS
残った歯石の除去
7 確認
バイオフィルム・歯石の取り残しがないか確認
歯面にフッ化物を塗布して保護する
8 新たなリコール予約
リスク分析に従い、リコール時期を計画する
以上がGBTプロトコールの8ステップとなります。
まだ体験したことのない方も、すでにGBTを受けておられる方も
今後とも是非認定歯科となった当院の質の高いメインテナンスで
お口の健康から始まる幸せを手に入れましょう!!
こんにちは、衛生士の北村です。昨日は母の日でしたね。私は、子どもから「お母さんいつもありがとう」と折り紙のカーネーションと手紙をもらいました。そう思うなら、言うこと聞いてねとも思ってしまうのですが、やっぱり嬉しいものですね。いっぱいギュッと、バグしました(○´∀`人´∀`○)
今回のお話は、かわいいそんな子どもたちのお口の健康を守るイベント、学校歯科健診についてです。毎年、6月末までに行われるので、もうすぐ実施されるであろう、もしくは、もう実施された学校もあるかもしれませんね。
実は学校歯科健診はここ数年で、仕組みが変わりました。そのため、お子様が持って帰って来た検査結果の紙を目にして誤解されてしまう保護者さんもいるようです。
「用紙をもらってきた=お口の中に問題がある」ではないのです。保護者さんが子どもの頃はお口の中に問題があるお子様にだけ用紙が配られていたので、誤解されても無理はありません。
検査結果の紙を受け取られたら、よーく見てください。健康なお子様向けの記載欄があるはずです。
「お口の中に問題がありません」にチェックが入っていたら、ぜひお子様を誉めてあげてください。そして、仕上げ磨きや、忙しい中、予防や治療をしに連れて行った自分を誉めてあげてください。
では、次に他のチェック項目について、詳しくみていきましょう。
(C)シーとはむし歯の事です。治療が必要なむし歯や、治療中のむし歯があるお子様にチェックがつきます。歯医者さんに行き、治療を受けましょう。同時に、食生活や歯磨きの仕方を見直しましょう。
(歯肉炎、歯周炎)歯ぐきにだけ炎症がある軽度の炎症を歯肉炎といいます。歯を支える骨まで溶かされて炎症をおこしている状態を歯周炎といいます。歯医者さんに行き、歯磨きの仕方や、生活習慣の見直しが必要です。
(Co要相談、要注意乳歯)歯と歯の間や詰め物の下に変色があったり、むし歯になりかけの部分があるお子様にチェックがつきます。むし歯になるリスクがかなり高いです。歯医者さんに行き、歯磨きの仕方や、フッ素塗布を勧めます。
また、乳歯が抜けずに長くとどまっている場合もチェックがつきます。抜歯をご検討下さい。
(顎、かみ合わせ、歯並び)矯正治療を強要するものではありません。将来のお口の中及び全身の健康面をみています。歯医者さんでの相談をおすすめします。必要に応じて専門医での相談になるかもしてません。
(ZS)歯石の沈着があることを意味します。歯石は細菌の住みかとなります。歯医者さんに行き、取り除いてもらいましょう。
(その他)上記で述べた以外にも、永久歯がはえてくるのが遅かったり、余分な歯がはえている場合にチェックがつきます。歯並びやかみ合わせに影響を及ぼすこともあるため、歯医者さんにみてもらいましょう。
これだけチェック項目があるということは、健診でみているのはむし歯の有無だけではないことが、わかるのではないでしょうか。
実は健診では最初に全身をチェックします。姿勢を正して座らせて、全身とのバランスでお口をみていきます。姿勢が悪いお子様は、口が開いていたり、歯並びやかみ合わせが悪かったりしやすいからです。
お子様の成長、発達に影響を及ぼすものが、むし歯だけではないことをご理解いただけたのではないでしょうか。
最後に、かかりつけ歯医者さんと、学校歯科健診とで、診断が違う何て事はありませんか?かかりつけ歯医者さんで問題を指摘されていないのに、学校歯科健診では指摘されたこともあれば、その逆もあるようです。
学校歯科健診は歯医者さんほどお口の中が見やすい環境ではありません。器具も限られています。学校歯科健診はあくまでもスクリーニングです。確定診断の場ではないので、結果が異なることもあります。
大切なのは、歯医者さんでの定期的な歯科健診です。イシカワ歯科では、歯科健診及びメンテナンスを随時受け付けています。お子様も保護者さんもお口の中から健康になって行きましょう!
こんにちは!衛生士の内山です
春の日差しがここち良い季節になりましたね。気持ちもなんだかウキウキしてきます!
でも歯周病を抱えていては心から楽しめないことも…。
今回のブログは歯周病にならないための予防方をお話ししたいと思います。
歯周病対策といえば歯磨きが基本ですが、さらに生活環境を改善することで歯周病を予防、改善することができます。
今すぐ始められる歯周病対策を紹介します!
1. 夜就寝前と朝起床時には必ず歯磨きを!
歯周病菌は夜間人が寝ている間に増殖。 しかも殺菌作用のある唾液がでにくいので朝のお口はバイ菌だらけなのです。
2. 歯磨きは一本ずつ丁寧に。また歯ブラシは毛先が広がったら交換してください。プラークの除去率が全然違います。
3 歯間清掃具を使おう!
歯間ブラシが入らない隙間はデンタルフロスを。歯ブラシだけでは6割ほどしかプラークを除去できないのです。
4 電動歯ブラシ
歯磨きを効率的に行いたいかた、また、手が動かしにくくなった方にもおすすめです。
5 キシリトールガムを噛む習慣
むし歯や歯周病を予防する効果以外に自律神経を整えたり腸内環境を良くする効果があります。ただし、砂糖を含まないものを選びましょう。
6 歯科医院での定期的な歯石取りをする!
磨き残したプラークはやがて歯ブラシではとれない歯石になります。歯石を放置すると深い歯周ポケットができてしまいます。
7 食事は三大栄養素をバランスよく摂る!
食事による生活習慣病対策はイコール歯周病対策なのです。
8 野菜、果物から抗酸化物質を摂る
歯や体の健康のためにも効果のある野菜と果物を毎日食べましょう。
9 週5回、1日30分の運動をする
脈が少し速くなるくらいの運動を自分のペースで行い生活習慣病を防ぎましょう。
10 唾液が出やすくなる習慣をつくる
唾液が口腔環境を整え、健康にさまさまなメリットをもたらします。
11 ストレスの軽減につとめる
ストレスは歯ぎしりを助長させたり、免疫力の低下をもたらし、歯周病の悪化につながります。
12 喫煙習慣のある人は禁煙につとめる
タバコのデメリットは数えきれませんが、歯周病を格段に悪化させてしまいます。
13 鼻呼吸を習慣化する
鼻呼吸は細菌やウイルスの侵入を防ぐという大事な役割があります。さらに、唾液の分泌量が増える。基礎代謝があがる。リラックス効果がある。口や喉の乾燥を防ぐ。いびきの予防や改善になる。
14 あいうべ体操で口のまわりや舌の筋力強化
あいうべを一音ずつ大きな口を開けて発音し、べの時べーと舌を出します。ドライマウスを防ぎ口呼吸から鼻呼吸へ変えるための体操です。
たくさんあって大変だな〜って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、歯周病や全身疾患になってしまうとそれ以上に大変です。是非出来るところから頑張ってみてください!
いつまでも健康なお口で、これからも毎年春爛漫を満喫しましょう(^_^)v
こんにちは!歯科衛生士の富永です!
今年は暖かくになるのがとても早く桜がもうすぐ満開になりそうです。
日中は暖かいですが、夜になると寒くなったりなどまだまだ上着は手放せません。
季節の変わり目にはなりますが、皆さん風邪には充分気をつけてお花見など楽しみましょう。
今回は歯周病が影響を与える病気についてお話ししたいと思います。
歯周病は誰もが耳にしたことがあるかと思いますが、歯周病なんてどうしてなるのだろうと考えたことはありますか?
自分は大丈夫と思っていることでも、なんと35歳以上のおよそ8割が歯周病になっているデータがあり、
5〜9歳の約4割が歯肉になんらかの異常をかかえていると言われています。
歯周病は細菌の感染によって起こることが明らかになっています。
歯周病の最大の原因は、歯磨きで取れきれず残されたプラークです。
プラークは時間の経過とともに細菌が繁殖して、やがてより硬い歯石になっていきます。
年齢を重ねるほどに、そのリスクが増していく病気ではありますが、今から予防していく必要があります。
そして今回のテーマでもある歯周病は歯周病菌が血流に乗り、様々な病気を引きおこします。
あまりピンとこないと思いますが、糖尿病や脳卒中など全身の体の病気と関係してきます。
今回は一つ一つ確認していければと思います。
糖尿病
・HbA1c が9%以上の人は健康な人よりも歯周病の割合が2.9倍も高い
・BMIが27以上の人は基準値内の人よりも歯周胃炎の割合が1.35倍高い
・空腹時血糖値が125以上の人は歯周ポケットが3.5になると糖尿病の方が明らかに増える
高血圧
・歯周病にかかっている人は、そうでない人と比較すると高血圧の割合が約2倍も高い
動脈硬化
・歯周病にかかっている人は、そうでない人と比べて2.8倍も脳梗塞になりやすい
・動脈硬化とは血管にコレステロールが付着して血管が狭くなりそれにより脳卒中、心臓病などを発症する
認知症
・歯周病によって認知症の原因となるアミロイドBが脳細胞に侵入し蓄積する
肺炎
・誤嚥すると気管を通り、肺に入ってしまいます。その時に歯周病菌が一緒に入り込みこれが原因で炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症する
肺の中を知らべると高い確率で歯周病菌がみられるそうです
がん
・歯周病を放置すると、すい臓がんのリスクが約2倍になる
・遺伝性が全くないわけではないが、ほとんどは生活習慣によるもので、逆に言えばがんは予防できる
産婦人科疾患
・タバコや高齢による出産異常と比較して、歯周病の早期・低体重児出産などの危険率が約7倍にもなる
骨粗鬆症
・骨粗鬆症になると歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯を支えている骨も弱くなるので、歯が抜けやすくなってしまう
こんなに歯周病によっても、体の状態によっても口腔内のは全身に影響していることがわかりました。
最初にお話ししたように歯周病にならないために予防していくにはまず歯磨きです。
そしてご自身では落とせなかった汚れは歯医者にきて落とすなど定期的にクリーニングはされた方がいいです。
自分は大丈夫と思うのではなく、まず歯医者に行って検査をされてはいかがでしょうか
次回と投稿では、歯磨きではここを気を付けた方がいいなどお話ししたいと思います!
こんにちは。受付兼歯科助手の長谷です。
段々と暖かい日が増え、春の足音が聞こえてきますね⁂
彦根城の桜が楽しみです♪
春のお悩みと言えば花粉症!という方も多いのではないでしょうか。
今日は皆さんに花粉症予防にもなるマウステーピングについてご紹介します。
マウステーピングは就寝時に口にテープを貼って寝ることです。口呼吸を鼻呼吸に変える効果があります。
コロナ時代も長くなり、日々のマスク生活で口呼吸がすっかり習慣になってはいませんか?
鼻にはフィルターの役目があり、体内に入る花粉などを取り除いてくれます。
しかし口呼吸をしていると細菌やゴミを防げないだけでなく、喉の奥が乾燥して慢性炎症が起き花粉症やアレルギー性鼻炎を引き起こす原因ともなってしまうのです。
以前のブログでも口呼吸がもたらす、お口のトラブルについての記事がありましたが、鼻炎だけでなく歯科にも口呼吸は非常に良くないことなのです。
日ごろから鼻呼吸を意識していても寝ている間まで気をつけることはできません…
そこで登場するのがマウステープです。
マウステーピングは鼻呼吸を促して喉を守るだけでなく、口内の乾燥を防ぐことで歯の着色や歯石も少なくなるんです!!!
歯ぐきが引き締まって歯医者さんから褒められるお口になれますよ!
口内炎が出来やすい方、歯ぐきが腫れやすい方、いびきが多い方、風邪をひきやすい方など・・・一つでも当てはまる方は口呼吸をしている可能性が非常に高いです。
ということでここからは具体的なやり方を紹介します。
…と言っても、口にテープを縦に貼って寝るだけです。簡単(^_-)-☆
肌にやさしいサージカルテープは毎日使うことが出来るのでお勧めです。ドラッグストアなどで簡単に手に入りますよ!
花粉症の症状が出始める前から毎日マウステープを使い、昼間も鼻呼吸をするように意識していただくことも大切です。
※口全体を覆うとくしゃみをした際に鼓膜を傷めたり、嘔吐時に誤嚥をする危険がありますので、指1本分くらいの幅を目安にしてください。
また自分でテープの取り外しが困難な小さいお子様(7才が目安です)は大きくなってからにしましょう。
花粉症も改善して口内環境の向上にも効果がある、しかも手軽にできる一石三鳥のマウステーピング!
本格的に春が来る前に始めてみませんか?