Monthly Archives: 4月 2023
こんにちは!衛生士の内山です
春の日差しがここち良い季節になりましたね。気持ちもなんだかウキウキしてきます!
でも歯周病を抱えていては心から楽しめないことも…。
今回のブログは歯周病にならないための予防方をお話ししたいと思います。
歯周病対策といえば歯磨きが基本ですが、さらに生活環境を改善することで歯周病を予防、改善することができます。
今すぐ始められる歯周病対策を紹介します!
1. 夜就寝前と朝起床時には必ず歯磨きを!
歯周病菌は夜間人が寝ている間に増殖。 しかも殺菌作用のある唾液がでにくいので朝のお口はバイ菌だらけなのです。
2. 歯磨きは一本ずつ丁寧に。また歯ブラシは毛先が広がったら交換してください。プラークの除去率が全然違います。
3 歯間清掃具を使おう!
歯間ブラシが入らない隙間はデンタルフロスを。歯ブラシだけでは6割ほどしかプラークを除去できないのです。
4 電動歯ブラシ
歯磨きを効率的に行いたいかた、また、手が動かしにくくなった方にもおすすめです。
5 キシリトールガムを噛む習慣
むし歯や歯周病を予防する効果以外に自律神経を整えたり腸内環境を良くする効果があります。ただし、砂糖を含まないものを選びましょう。
6 歯科医院での定期的な歯石取りをする!
磨き残したプラークはやがて歯ブラシではとれない歯石になります。歯石を放置すると深い歯周ポケットができてしまいます。
7 食事は三大栄養素をバランスよく摂る!
食事による生活習慣病対策はイコール歯周病対策なのです。
8 野菜、果物から抗酸化物質を摂る
歯や体の健康のためにも効果のある野菜と果物を毎日食べましょう。
9 週5回、1日30分の運動をする
脈が少し速くなるくらいの運動を自分のペースで行い生活習慣病を防ぎましょう。
10 唾液が出やすくなる習慣をつくる
唾液が口腔環境を整え、健康にさまさまなメリットをもたらします。
11 ストレスの軽減につとめる
ストレスは歯ぎしりを助長させたり、免疫力の低下をもたらし、歯周病の悪化につながります。
12 喫煙習慣のある人は禁煙につとめる
タバコのデメリットは数えきれませんが、歯周病を格段に悪化させてしまいます。
13 鼻呼吸を習慣化する
鼻呼吸は細菌やウイルスの侵入を防ぐという大事な役割があります。さらに、唾液の分泌量が増える。基礎代謝があがる。リラックス効果がある。口や喉の乾燥を防ぐ。いびきの予防や改善になる。
14 あいうべ体操で口のまわりや舌の筋力強化
あいうべを一音ずつ大きな口を開けて発音し、べの時べーと舌を出します。ドライマウスを防ぎ口呼吸から鼻呼吸へ変えるための体操です。
たくさんあって大変だな〜って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、歯周病や全身疾患になってしまうとそれ以上に大変です。是非出来るところから頑張ってみてください!
いつまでも健康なお口で、これからも毎年春爛漫を満喫しましょう(^_^)v
こんにちは!歯科衛生士の富永です!
今年は暖かくになるのがとても早く桜がもうすぐ満開になりそうです。
日中は暖かいですが、夜になると寒くなったりなどまだまだ上着は手放せません。
季節の変わり目にはなりますが、皆さん風邪には充分気をつけてお花見など楽しみましょう。
今回は歯周病が影響を与える病気についてお話ししたいと思います。
歯周病は誰もが耳にしたことがあるかと思いますが、歯周病なんてどうしてなるのだろうと考えたことはありますか?
自分は大丈夫と思っていることでも、なんと35歳以上のおよそ8割が歯周病になっているデータがあり、
5〜9歳の約4割が歯肉になんらかの異常をかかえていると言われています。
歯周病は細菌の感染によって起こることが明らかになっています。
歯周病の最大の原因は、歯磨きで取れきれず残されたプラークです。
プラークは時間の経過とともに細菌が繁殖して、やがてより硬い歯石になっていきます。
年齢を重ねるほどに、そのリスクが増していく病気ではありますが、今から予防していく必要があります。
そして今回のテーマでもある歯周病は歯周病菌が血流に乗り、様々な病気を引きおこします。
あまりピンとこないと思いますが、糖尿病や脳卒中など全身の体の病気と関係してきます。
今回は一つ一つ確認していければと思います。
糖尿病
・HbA1c が9%以上の人は健康な人よりも歯周病の割合が2.9倍も高い
・BMIが27以上の人は基準値内の人よりも歯周胃炎の割合が1.35倍高い
・空腹時血糖値が125以上の人は歯周ポケットが3.5になると糖尿病の方が明らかに増える
高血圧
・歯周病にかかっている人は、そうでない人と比較すると高血圧の割合が約2倍も高い
動脈硬化
・歯周病にかかっている人は、そうでない人と比べて2.8倍も脳梗塞になりやすい
・動脈硬化とは血管にコレステロールが付着して血管が狭くなりそれにより脳卒中、心臓病などを発症する
認知症
・歯周病によって認知症の原因となるアミロイドBが脳細胞に侵入し蓄積する
肺炎
・誤嚥すると気管を通り、肺に入ってしまいます。その時に歯周病菌が一緒に入り込みこれが原因で炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症する
肺の中を知らべると高い確率で歯周病菌がみられるそうです
がん
・歯周病を放置すると、すい臓がんのリスクが約2倍になる
・遺伝性が全くないわけではないが、ほとんどは生活習慣によるもので、逆に言えばがんは予防できる
産婦人科疾患
・タバコや高齢による出産異常と比較して、歯周病の早期・低体重児出産などの危険率が約7倍にもなる
骨粗鬆症
・骨粗鬆症になると歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯を支えている骨も弱くなるので、歯が抜けやすくなってしまう
こんなに歯周病によっても、体の状態によっても口腔内のは全身に影響していることがわかりました。
最初にお話ししたように歯周病にならないために予防していくにはまず歯磨きです。
そしてご自身では落とせなかった汚れは歯医者にきて落とすなど定期的にクリーニングはされた方がいいです。
自分は大丈夫と思うのではなく、まず歯医者に行って検査をされてはいかがでしょうか
次回と投稿では、歯磨きではここを気を付けた方がいいなどお話ししたいと思います!