こんにちは!歯科衛生士の富永です!

今年は暖かくになるのがとても早く桜がもうすぐ満開になりそうです。

日中は暖かいですが、夜になると寒くなったりなどまだまだ上着は手放せません。

季節の変わり目にはなりますが、皆さん風邪には充分気をつけてお花見など楽しみましょう。

今回は歯周病が影響を与える病気についてお話ししたいと思います。

歯周病は誰もが耳にしたことがあるかと思いますが、歯周病なんてどうしてなるのだろうと考えたことはありますか?

自分は大丈夫と思っていることでも、なんと35歳以上のおよそ8割が歯周病になっているデータがあり、

5〜9歳の約4割が歯肉になんらかの異常をかかえていると言われています。

歯周病は細菌の感染によって起こることが明らかになっています。

歯周病の最大の原因は、歯磨きで取れきれず残されたプラークです。

プラークは時間の経過とともに細菌が繁殖して、やがてより硬い歯石になっていきます。

年齢を重ねるほどに、そのリスクが増していく病気ではありますが、今から予防していく必要があります。

そして今回のテーマでもある歯周病は歯周病菌が血流に乗り、様々な病気を引きおこします。

あまりピンとこないと思いますが、糖尿病や脳卒中など全身の体の病気と関係してきます。

今回は一つ一つ確認していければと思います。

糖尿病

・HbA1c が9%以上の人は健康な人よりも歯周病の割合が2.9倍も高い

・BMIが27以上の人は基準値内の人よりも歯周胃炎の割合が1.35倍高い

・空腹時血糖値が125以上の人は歯周ポケットが3.5になると糖尿病の方が明らかに増える

高血圧

・歯周病にかかっている人は、そうでない人と比較すると高血圧の割合が約2倍も高い

動脈硬化

・歯周病にかかっている人は、そうでない人と比べて2.8倍も脳梗塞になりやすい

・動脈硬化とは血管にコレステロールが付着して血管が狭くなりそれにより脳卒中、心臓病などを発症する

認知症

・歯周病によって認知症の原因となるアミロイドBが脳細胞に侵入し蓄積する

肺炎

・誤嚥すると気管を通り、肺に入ってしまいます。その時に歯周病菌が一緒に入り込みこれが原因で炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症する

 肺の中を知らべると高い確率で歯周病菌がみられるそうです

がん

・歯周病を放置すると、すい臓がんのリスクが約2倍になる

・遺伝性が全くないわけではないが、ほとんどは生活習慣によるもので、逆に言えばがんは予防できる

産婦人科疾患

・タバコや高齢による出産異常と比較して、歯周病の早期・低体重児出産などの危険率が約7倍にもなる

骨粗鬆症

・骨粗鬆症になると歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯を支えている骨も弱くなるので、歯が抜けやすくなってしまう

こんなに歯周病によっても、体の状態によっても口腔内のは全身に影響していることがわかりました。

最初にお話ししたように歯周病にならないために予防していくにはまず歯磨きです。

そしてご自身では落とせなかった汚れは歯医者にきて落とすなど定期的にクリーニングはされた方がいいです。

自分は大丈夫と思うのではなく、まず歯医者に行って検査をされてはいかがでしょうか

次回と投稿では、歯磨きではここを気を付けた方がいいなどお話ししたいと思います!

院長から患者様へ
院長からご挨拶

イシカワ歯科のホームページへようこそお越しいただきました。
院長の石川央(ひろし)と申します。
当院では、「愛情を込めて治療」をモットーに、患者様のことを
自身の身内に置き換え、思いやりのある治療を心がけ、診療しています。
治療の際にはしっかりと計画を立て、十分な説明をした上で治療にかかります。
お口のことでお悩みの方は、ぜひご来院ください。

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